【初心者向け】精油のおすすめブレンド5選|朝・夜・気分に合わせた香りの組み合わせ

【アロマ】香りでちょっと快適に
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はじめに|精油は混ぜるともっと楽しい

精油(エッセンシャルオイル)は1種類でも十分に魅力的です。
ブレンドは、別の香りの精油を目的に合わせて組み合わせることで、より深みのある香りや、自分だけの心地よさを生み出せます。
「香りをブレンドする」と聞くと難しそうに思えるかもしれませんが、意外と初心者の方でも、すぐに始められます。
💡お店ではプロのブレンダーの方によってブレンドされた精油商品も多数ラインナップされていますので、そちらから楽しまれるのも良いと思います。

今回は、暮らしの中で取り入れやすい「目的別」のおすすめブレンドを5つご紹介します。

初心者におすすめ!2種類の精油ブレンド5選

始めは2種類を1:1の割合で、それから好みでバランスを変えてみて楽しんでください。
トップ?ミドル?って何?はこのあと紹介していきます。

目的ブレンド例使用精油香りの印象
🌙 リラックスしたいときオレンジスイート × ラベンダートップ × ミドルやさしく甘い香り。心がふっと緩むような感覚に。
☀ 朝にすっきり目覚めたいときレモン × ペパーミントトップ × トップシャキッと爽快。朝の空気をリフレッシュするような香り。
🧠 集中したいときレモン × ローズマリートップ × ミドル清々しくクリアな印象。頭の中が整理されるような香り。
💛 気分を明るくしたいときグレープフルーツ × ゼラニウムトップ × ミドルフレッシュさの中に華やかさがあり、前向きな気持ちに。
🕯 深くくつろぎたい夜にフランキンセンス × サンダルウッドベース × ベース静けさと落ち着きを感じさせる、深みのある香り。

ブレンドの基本|香りの相性と割合の目安

香りを組み合わせるときは、「ノート(揮発速度)」を意識するとバランスの取れた香りになります。

ノート特徴代表的な精油
トップノート最初に香り立ち、比較的早く消えるレモン、ペパーミント、オレンジスイート
ミドルノート香りの中心、時間が経ってからも残るラベンダー、ゼラニウム、ローズマリー
ベースノート持続時間が長く、香りに深みを出すフランキンセンス、サンダルウッド

ブレンド比率の目安(選ぶ香りによっても変わりますので、あくまでも目安です)
→ トップ:ミドル:ベース = 3:5:2

はじめは2種類の組み合わせから気軽に試してみましょう。

🌿 精油のノート分類リスト|香りの持続時間と役割

主な精油のノート分類を表にしました。参考にしてください。

🔹 トップノート(香り立ちが早く、持続時間は短め:30分〜1時間程度)

精油名香りの特徴
🍊レモンフレッシュで明るい柑橘の香り
🍊グレープフルーツさっぱりした苦みと甘さが混ざる香り
🍊オレンジスイート甘くやさしい柑橘系の香り
🌿ペパーミントスッとする清涼感ある香り
🌲ユーカリ(グロブルス/ラディアータ)シャープでクリアな印象の香り
🍊レモングラスレモンに似た強い香り、少しハーバル調
🍊ライム苦みと酸味を感じる柑橘系の香り

💡 特徴:最初に香り立ち、第一印象をつくる役割。気分転換やリフレッシュ向き。


🔹 ミドルノート(香りの中心。持続時間は1〜3時間程度)

精油名香りの特徴
🌸ラベンダー(真正ラベンダー)フローラルで落ち着いた香り
🌸ゼラニウムバラに似た華やかさとハーブ感のある香り
🌿ローズマリークリアでシャープ、ほんのり温かみもある香り
🌲ティートゥリー爽やかでウッディな清潔感のある香り
🌸カモミール・ローマン甘くフルーティーでやさしい香り
🌿クラリセージ深みと甘さ、少しスパイシーさも感じる香り

💡 特徴:ブレンドの“軸”になる香り。心身のバランスを整えたいときに。


🔹 ベースノート(香りの残り香。持続時間は3時間〜6時間以上)

精油名香りの特徴
🪔フランキンセンス神秘的でウッディ、少しスパイシーな香り
🕌サンダルウッド落ち着きある甘いウッディ系の香り
🌲シダーウッド(アトラス)深みのある木の香り
🕌パチュリ重厚で甘さを含む、土っぽい香り
🕌ベチバー根っこ由来の大地のような香り
🌲ヒノキすがすがしく穏やかな木の香り
🪔ミルラ(没薬)樹脂系の重みと甘みをもつ神聖な香り

💡 特徴:香りの余韻を長く残す土台のような役割。夜や深いリラックスにおすすめ。


香りの系統|ブレンドの相性は、隣り合う系統が良い

精油のブレンドでは、ノート(揮発速度)とあわせて、同じ系統または隣り合う系統の香りを組み合わせることで、調和のとれた香りを作りやすくなります。

表の一番下のフローラル系と柑橘系が隣り合ってグルっと円の形で隣り合います。

系統隣り合う系統
(ブレンド相性が良い)
代表的な精油例
🍊柑橘系フローラル系
ハーブ系
オレンジ、レモン、ベルガモット
🌿ハーブ系柑橘系
樹木系
ペパーミント、ローズマリー、バジル
🌲樹木系ハーブ系
スパイス系
サイプレス、ジュニパー、シダーウッド
🫚スパイス系樹木系
樹脂系
ジンジャー、ブラックペッパー、シナモン
🪔樹脂系スパイス系
エキゾチック系
フランキンセンス、ミルラ、ベンゾイン
🕌エキゾチック系樹脂系
フローラル系
イランイラン、パチュリ、サンダルウッド
🌸フローラル系エキゾチック系
柑橘系
ラベンダー、ローズ、ゼラニウム

ブレンド|「ノート」と「香りの系統」を表分類

なんだかごちゃごちゃしてきましたね。
「ノート」と「香りの系統」分類を表にするとこんな感じです。
ブレンドするときには「ノート」と「香りの系統」を考えるとバランスが良くなります。

系統/ノートトップノートミドルノートベースノート
🍊柑橘系オレンジスイート
ベルガモット
グレープフルーツ
レモン
ライム
マンダリン
レモングラス
🌿ハーブ系ペパーミント
バジル
ローズマリー
マジョラム
クラリセージ
フェンネル
セージ
🌲樹木系ユーカリ
ティートリー
ジュニパー
サイプレス
パイン
ローズウッド
シダーウッド
ヒノキ
スギ
🫚スパイス系ブラックペッパー
ジンジャー
シナモン
🪔樹脂系ミルラ
フランキンセンス
ベンゾイン
🕌エキゾチック系パルマローザ
イランイラン
パチュリ
サンダルウッド
ベチバー
🌸フローラル系スパイクラベンダー
プチグレン
ラベンダー
ローマンカモミール
ローズ
ゼラニウム
ネロリ
ジャスミン

使い方のコツ|手軽にブレンドを楽しむには?

🪨 アロマストーンで

まずは2種類で1滴ずつ垂らして。香りの変化をすぐ楽しめます。

スポットタイプ

  • くぼみのライン上にエッセンシャルオイルを垂らすと、真ん中の点に向かって流れます。
    3本のライン上に異なる香りを垂らすことで、簡単にブレンドもできます。
    エッセンシャルオイルの種類によって異なる、色や流れる速度を見てお楽しみいただけます。

🌫️💨 ディフューザーで

  • 合計3〜6滴を目安に(例:レモン2滴+ローズマリー2滴)
  • 少なめから試して、濃さや香りのバランスを好みで調整しましょう。

イルミナ(発売元(株)ラドンナ)

  • 水と精油をミスト化して拡散します。加湿効果もあり、部屋全体に香りを広げたいときに便利。※ただし、加湿器と比較すると加湿効果は限定的です。
  • 香りとイルミネーションに心癒されるアロマミストディフューザーです。
    お気に入り色で固定もでき、LEDライトのみでも使用できます。
    ミスト量は最大60ml/h(強モード※2段階調節可能)で、ミストと一緒にアロマの香りが広がります。
    本体カバーを回転させて、ミスト方向も調節できます。
  • 有効芳香空間 約6~10畳
    稼働時間 連続運転:60分/120分/180分(水切れ時自動停止)

アロマミストディフューザー コロファム(発売元(株)ラドンナ)

  • シンプルな機能と、コロンとしたミニマムサイズが可愛いミストディフューザーです。 
  • デスク周りなどでコンパクトに香りを楽しみたい方にもおすすめです。
  • 有効芳香空間 半径約1m
    稼働時間 連続運転のみ(水切れ時自動停止)

🧴 手元にある精油を使って試してみる

  • 同じノート同士でもOK。違うノートの組み合わせは持続性や奥行きが生まれます。

よくある質問|アロマストーンで別の精油に変えるときは洗うの?

アロマストーンに使う精油を変えたいとき、「石を洗ったほうがいいの?」と迷う方も多いですよね。結論から言うと、アロマストーンは基本的に洗わずに使います

▶ 洗わないほうがいい理由

  • 素焼きタイプのアロマストーンは、精油を内部まで吸収します。
  • 水で洗っても香りが完全には取れず、かえって水分を含んで割れやすくなるリスクがあります。
  • 香りを変える場合、前の香りが抜けてから新しい精油を使うのが基本です。

▶ すぐに違う精油を使いたいときは?

以下のような方法が比較的安全です。

  • 無水エタノールを含ませたコットンで軽く拭き取る
    • 表面の香りだけを和らげたいときにおすすめ。
    • 完全に香りを消すことは難しいですが、ある程度緩和されます。
  • 香りの系統ごとにストーンを使い分ける
    • 柑橘系/フローラル系/樹木系などで分けておくと安心です。

▶ NGな例

  • 水洗い+中性洗剤 → ❌ 割れやすくなる、乾きにくい
  • アルコールを大量にかける → ❌ 急激に吸い込んでヒビが入る可能性

📝 結論

アロマストーンは「香りの専用ストーン」として長く使えるアイテム。無理に洗わず、香りが落ち着くまで待つか、用途ごとに複数を使い分けるのが、香りも長持ちしておすすめです。

注意点|安全にアロマを楽しむために

  • 芳香浴(香りを楽しむ)以外で使う場合は必ず希釈が必要です。
  • 柑橘系の精油には光毒性を持つものがあるため、肌への使用は注意。
  • 妊娠中の方や小さなお子さま、高齢の方には使用を避ける精油もあります。
  • 初めて使うときは、少量から試すのが安心です。

こちらの記事も併せてご覧下さい。
👉 精油を使うときに気をつけたいこと


まとめ|ブレンドで広がる香りの世界

精油のブレンドは、自由で創造的な楽しみ方のひとつ。最初はおすすめの組み合わせを参考に、少しずつ自分なりの“心地よい香り”を見つけていっていただけたらと思います。

香りを変えると、気分や空間が違って感じる。
そんな発見が、少しでも楽しみになってもらえたら嬉しいです。

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